蹴球夢雑記

指導者を軸に様々な道を模索している21歳の教育系大学生です。Twitterもやっているので応援していただけると嬉しいです。

サッカーを続けていくことの難しさ。〜少年団の在り方について〜

今日、ある子が1月いっぱいでチームを辞めると話をしにきました。

その子は決して運動神経が良くなく、ボールの扱いも上手くないため、チーム内のヒエラルキーにおいても下にいる子でした。

辞める理由についても、チームに迷惑をかけていると感じていること、サッカーに取り組むための十分な時間を取ることができない、そんな風に話していました。

 

このブログを読んで下さる方々は、Twitterで自分のことを知ってくださり、興味を持ってブログを読んでくださってると思います。

どんな発信をしていても、指導者に求められるのはオンラインという実像です。常に迷いながら、何が子ども達にとって伝わりやすいのかサッカーとは何なのか、今後のサッカーをより良くしていくために何が出来るのか考えている日々です。辞めてしまう子についても、本人の意志、と言われればそれまでですがどこかで違ったアプローチをしていればサッカーを続けていたかもしれない、そんな苦悩を抱えています。俺にとってはスキルを教えるより、いかにサッカー好きになって本気になれるか、サッカーに生涯関わっていく人を育てていくほうが遥かに難しいと思っています。

 

俺にとっての指導者の理想は、

「サッカーに対して好きで、自分を肯定して絶えず全力を尽くせる選手」を育てる事にあります。勿論、プロにするのも1つの役割だと思います。

ただ、それ以上にサッカーを好きでいること。チーム内で自分を絶対評価してあげることが大事だと痛感しています。とある町の少年団の多くは、サッカーを始めるきっかけです。プロに近づくためのチームは沢山ありますが、サッカーを始める環境はあまり多くありません。チームにもレベルがあるので。

 

まだまだ未熟な指導者ですが、いつか理想に辿り着くため今いる環境を大切に、誰もがサッカーを好きになって活躍できる、そんな環境を作っていきたいと思います。

 

いや、非常に落ち込んでます。笑

下手な子を上手くする信条を持つ自分にとって、サッカーが上手くないまま辞めていくことは不本意です。

 

サッカーにはサッカーにしかない魅力がある。

                                                Mori Hiroyuki