蹴球夢雑記

指導者を軸に様々な道を模索している21歳の教育系大学生です。Twitterもやっているので応援していただけると嬉しいです。

【サッカー】Trainingの組み立て方

こんにちは。

Mori Hiroyukiです。

 

今回はTwitterでアンケートを取り、

得票数の高かった「TRの組み立て方」について。

自己流でTRを組み立てていますが、一応経験から想起して作っています。

 

今回はなんと!!

自分がつけている『サッカーノートを公開』します!!!

 

ちなみにサッカーノートは練習前と後に出来るだけ書くようにしてます。

ただ、毎回書く内容が異なっています。

理由は、、、「継続する事を重視」するからです。

雑な点については、ご了承ください。(笑)

 

みなさんがTRを組み立てる際の参考になればと思います。

 

目次

 

 

 

TRにおける自分の軸とは

 

自分は育成年代に携わる指導者として、大切にする事があります。

 

・TRの準備は子どもたちにさせる

・「形」のTRはしない

・常に試合をイメージしたTR内容にする

 

子どもたちにTRの準備のさせるのは、「学校」ではないから。

学校では、教師があらかじめ準備をしてくれるので自分たちは道具だけ揃えて待っていますが、サッカーは自分がするものです。自分の環境は自分で作る事で、自分の歩幅でコートの距離感覚を掴むとともに、「なぜ」を考えさせるようにしています。

 

次に『形』のTRをしないのは、育成年代の指導者の方は共感していただけるものだと思います。サッカーは「自由」です。ですが、年齢が上がるにつれてサッカーを知っていきます。そうなるとある程度型にはまった崩し方やプレーに収まる選手が結構な数います。実際、そうなっている選手が自チームにもいます。ですが、それが相手を見て判断しているのか・形を知っているからプレーするのか、それだけで成長速度は変わってきます。

プロがやるようなパターンTRなどの『形』のTRは以上の理由から行いません。

 

試合をイメージしたTRは指導者であれば誰もが行っている事だと思います。

ただ、W-UPに関してはコーディネーションなどの‘‘身体作り‘‘運動をメインに行っています。ただ、Game前のTRやボールを使ったTRは1動作とっても試合をイメージするように指導を心がけています。

 

TRを組み立てる順序

 

TRメニューを作る際は

 

①前回のTRやTMなどを振り返るorそのスパンのTRテーマから設定する

②その日のTRテーマを設定する

③4セッションに分ける(w-up,TR1,TR2,preGame)

④各セッションごとにテーマに沿ってメニューを創造or想起する

⑤時間配分やキーファクターを考える

 

このような感じでTRメニューを考えています。

意外と指導者になってから今までの受けてきた指導が

有効だったのか、そうでなかったのかが分かってきます。

また根拠や目的が「こじつけ」にならないように注意しています。

 

ある日のTRを参考に

 

実際にトレーニングノートからある1日のメニューを出します。

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ある日のTRメニュー

つい最近のTRですが、この時期は「はがす」をテーマにしています。

このテーマに入るにあたって、タイミングを‘‘待ち合わせ‘‘という言葉を用いて

相手の①前②背後③離れたところで受けようという指導をしています。

 

少年団では使用できるコートや道具が制限されています。

自チームの場合、低・高学年に分かれてTRを行うので、

時間は3~4時間、コートは1/3を使用しています。

 

TRを組み立てる際は、多めにメニューを書いておき、

その日のタイムスケジュールで選択しながらメニューを組み立てます。

 

W-UPでは、

①ジョギング&静的ストレッチ

②ゲーム系体幹

③ダイナミック運動

を行いました。

①に関しては、TRに対してルーティーンをあまり取り入れていないので

 この点だけ盛り込んでいます。

②は手と足の4点支持の状態で2人1組で行い、自分のバランスを保ちながら

 相手の手を引いたりしてバランスを崩したほうが負けというゲームです。

③は(ほふく前進・かえる跳び・両足、片足ジャンプ・斜め上走り)を行いました。

 斜め上走りは普通のダッシュよりも歩数をできるだけ少なくしたものです。

 

TR-1では、

1コート、コーンを9つ使い写真のように配置します。

並ぶのは、大きい三角形の角に並びます。

方法は、①右か左前のコーンの前で受ける②大きい三角形の中心で受けてターンする

ここでのコーチングは、

・出し手が出してから動くのではなく、‘‘待ち合わせる‘‘こと

・プレースピードを上げること

・足元に止める事

について行いました。

 

TR-2では、

ゴール前の2対1から3対2への発展を行いました。

制限については以下の通りです。

【2対1】

・最初のボール保持者はシュート不可

オフサイドあり

【3対1】

オフサイドあり

ここでは、

・試合中のどういったシーンなのか

・相手はどの立ち位置にいるのか

・じゃあ‘‘待ち合わせる‘‘場所はどこなのか

考えさせました。

コーチングでは、

・ボール保持者はまずゴールに向かう事

・ゴールに出来るだけ近づく事

を意識して行いました。

 

Gameでは、①U-11の選手と15分×2本行いました。

対格差があった中でも徐々に主体的にボール保持ができるようになったと感じています。しかし、出し手と受け手の関係性が必要なテーマであるからこそ、「止めて蹴る」が出来ないとタイミングが図りづらいと感じました。

②空き時間には4対4+6フリーマンとしてタッチラインに1人ずつポストとコーナーの間に一人ずつ配置して、出して「はがす」ことを狙いとしました。こちらはまだまだ出してからオフの動きが直線的なのが修正できていません。

TRに臨機応変に対応する方法

 

人数や環境、道具に左右されやすいのが少年団です。

人数が増えた場合や道具が使えなかった場合、当日になってグランドに不備があって一部しか使えない場合は、「柔軟」に対応します。

ゴールはコーンで代用したり、人数の増減はコーチを混ぜたりしています。

ただ、「テーマ」という軸から逸れないことには気をつけています。

同じコートの広さで人数を増やすと難易度が上がるのでその点だけ注意しています。

 

TRで振り返ること

 

TRでは、

  • テーマに対してどうだったか
  • 何か変化が見られたか
  • 自分のコーチングはどうだったか
  • 各選手のポジション適正はどうか

などを振り返っています。

 

毎回全項目は書きません。

自分の良い印象などは記憶に残りやすいので1週間以上は覚えています。

 

まとめ

 

  • TRは4セッションで組み立てる
  • 変化は「柔軟性」で対応する
  • コーチングは抽象と明確を使い分ける

 

サッカーノートをあまり公開しませんがどうでしたか?

よければ、拡散や感想お待ちしています。

 

また、Twitterを通じてお会いする方も増えています。

そういった方もお待ちしています。

                            Mori Hiroyuki