蹴球夢雑記

指導者を軸に様々な道を模索している21歳の教育系大学生です。Twitterもやっているので応援していただけると嬉しいです。

指導とは「選手の未来」を見据えるものである

こんにちは、Mori Hiroyukiです。

 

日曜日は、市内大会に帯同してきました。

抽選によってシードだったので、2回戦から。

 

選手は11時前に現地集合。

自分ともう一人の指導者の方は設営のため7時半に現地集合。

各クラブ指導者は最低1人設営に来ています。

改めて、少年団の大変さを痛感しました。笑

 

さて、トーナメント方式で行われた大会。

無事に勝つことが出来て、年を越す事ができました。

次は、ベスト4をかけて今シーズン勝てていない相手との試合となりました。

今シーズンは「ベスト4」を目標の1つとして掲げていたので何とか達成したいと思います。

 

さて、試合では2つの仕掛けをしました。

  1. Bチーム主体のスターティングメンバー
  2. 自分はベンチ入りしない

負けたら、責任問題になる事も考えていました。

そうしたら保護者には素直に謝罪をしようと考えていました。

相手も人数はぴったりとはいえ、未知数なチーム。

警戒しながら、「何を」取るのかこの組み合わせが決まった時から考えました。

 

今シーズン、チームは昨シーズンと比べていい調子ではありませんでした。

練習試合ではとことん勝てない、市内上位のチームならともかく勝ったことのあるチームに対しても。

原因はずいぶん前からはっきりしてはいました。

  • 1対1で勝てない
  • Ball Watcherになっていてマークが認識できていない
  • 競り合い・珠際で奪いきれない
  • 集中を欠いたプレー
  • 守備のセオリーから外れたプレー

この辺はシーズン当初から見られたものでした。

なかなか自分の指導力不足で改善する事が出来ず・・・

シーズン終わりまで引っ張ってしまった形となりました。

 

そういったチーム状況の中、先日のTraining MatchでAチームで主力の選手がリスペクトを欠いて、手を抜いたプレーが見られたこと、Bチームのほうがその日のテーマを意識しながらプレーしていたことからBチーム主体で試合に臨むことを決めました。

 

自分の中で判断基準はいくつかありますが、1番大事にする部分があります。

それは「心・技・体」における「心」です。

よく、「根性」だの言われますがその通りです。

今の段階でいくらボールが蹴れようが、足が速かろうがそこに興味はあまりありません。大事なのは「自分自身」であると。

サッカーに限らず、「自分」が「自分自身」を使うことはとても難しいものです。

トップアスリートやその道を極めた人ですら時に、「イメージ」と「現実」のギャップに苦しみます。

じゃあ、トップになれる人となれない人の差は何なのか。

その1番深い部分は「心」だとわたしは思います。

「技」や「体」は積み重ねた分だけ結果として現れてくれます。

しかし、「心」は積み重ねではありません。習慣やきっかけで大きく飛躍する可能性を秘めています。ですが、それは簡単に近づけるものではありません。そこには家庭があり、その人の人生経験があり、思い出があります。他人がそうそう踏み込める場所ではありません。そこに‘‘信頼‘‘が必要だと思います。

指導者はどんなに頑張っても「親」になる事はできません。

しかし、「親」のような存在になることはできます。

あなたは、そういった存在になるために本気で向き合ってますか?

 

話が逸れてしまいました。

結局のところ、Bチーム主体で行ったのは「チームで勝つことの‘‘再確認」です。

自分がベンチに入らなかったのは、「選手自ら自分自身やチームを見ること」をして欲しかったからです。

人は自分の為に頑張れます。他人を巻き込むと責任が伴います。しかし、その分1人では出会えなかった要素にたくさん出会います。その‘‘出会い‘‘のなかに自分を変えてくれるヒントがあるかもしれません。

誰かからいわれてやるのは、簡単です。やっていれば質は問われないから。そもそも‘‘思考停止‘‘していても問題ありません。しかし、自分の身近な存在を、景色を、改めてみるといつもと違った景色が見えることがあります。

これが「思考(心)の変化」です。

 

人間が変わる第1歩目は「見て考える」ことから始まります。

指導者が目先の結果、目の前にいる選手だけをみていたらその選手は自力でどうにかして変化するほかありません。

まずは、「理想の未来」を描いてみましょう。そうするといつもの光景が当たり前だと思えなくなると思います。

 

なんだか長くなってしまったので今回はこの辺までに・・・(笑)

 

最後に。

 

「当たり前に変化があったとき、それが成長である」

 

                              Mori Hiroyuki