ホロコーストは教育現場に現れている
こんにちは。
突然ですが、「ホロコースト」をご存知ですか?
世界史を勉強された方やユダヤについて勉強した方は
1度は聞いた事があるかもしれません。
第二次世界大戦中の国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス党)率いるナチス・ドイツがユダヤ人などに対して組織的に行った大量虐殺を指す。
(引用:Wikipedia)
そもそも「ホロコースト」は共産主義であった「ユダヤ人」に対して
社会主義であった当時のナチスドイツが人種問題から迫害を行いました。
世界で最も優秀なのは白人であり、ユダヤ人の血ではないと。
当時、ナチスドイツで最大権力者だったのはかの有名な独裁者、ヒトラー。
「ホロコースト」で有名なのは、水晶の夜事件。
この事件では、約600万人が虐殺されたといわれています。
(ナチスドイツが‘‘ユダヤ人‘‘としたのは1/8の混血までとされています。)
話が逸れてしまいました。
タイトルに戻ります。
「ホロコーストが教育現場に現れている」と考えるのはなぜか。
それは、子どもの将来を奪っている現状があるからです。
他の記事でもお話しましたが、私は教育が生死に関わると思っています。
その場では何とも無くても、未来には大きな影響を与えています。
はっきり言うと、今の教育現場は多くの犠牲者を生み出すと思っています。
小学校は義務教育だからいく。
中学や高校は受験の為に勉強する。
高校生を見れば、受験を控えると学校へ行かずに予備校へ行きます。
学校では、決められた時間割で決められた時間に学校へ行く。
言われた事をこなせば、上にいけるシステム。
勉強は座って受けるのが当たり前な最先端を導入できない教育システムの腐敗。
教育先進国であるフィンランドでは自分が受けやすい体勢で授業を受けてよいとされています。日本がそれを出来ないのは、常識を知らないからなのか、根本的なシステムを変えられないからなのか。学習指導要領の改訂では、授業システムや授業内容は変わりますが、学校教育そのものや教育システムに目を向けられる事はあまり多くありません。
教育に疑問を感じている人の多くは、そういった点に気付いています。
日本の義務教育は、会社員などの「雇用される側」の養成に近いシステムになっています。
学歴主義や数字(テスト)至上主義、順位主義はここからきています。
(そもそも5教科合計順位などは統計学的には不思議な順位付けらしいです・・・)
子どもはそういった環境で育つから、絶対評価よりも相対評価の思考を常に持っています。
こういったあくまで1つの指標であるはずのテストや成績が学校教育の中で絶対的な評価へとなってしまいました。
今の世の中は「多様な働き方」が可能となっています。
会社に勤めるだけでなく、Youtuberなどのソーシャルメディアを使って
収益を発生させている方もいます。
「幸せ」の形や軸となるものは人それぞれだと思いますが、
「誰かに働かされている」ことが中心の生活に「幸せ」はあるのでしょうか?
会社ベースで考えれば、雇用する側になるのはごく一部です。
学校ベースで考えれば、中間層から下層にかけての人間が多いです。
学校教育は10代、あるいは20代前半までに行うものです。
脳の急激な発達は20歳までといわれています。(諸説あります)
教育はあくまで社会に出るための準備期間であること、
社会で生きる力、基礎知識を養う場所へかわらなければいけないと思いました。
教育現場で起こる「ホロコースト」は基礎知識の習得度だけで順位付けを行い、
その人の進路などの選択肢を狭め、大衆の「存在価値」や「その人の幸せ」を奪って社会的に殺そうとする事だと考えました。
残念ながら、学校の先生になると
そういったことを証明しながら子どもへ伝える事ができません。
しかし、教員でなくとも子どもにかかわる機会は存在します。
そういった機会を大切に、「教育の順位が全てでない事」
「自分の興味のある事を学ぶ事」が大事だと伝えていきたいと思います。
Mori Hiroyuki